大切なあの人へ、感謝を伝えたい人たちへ、映画館で過ごすひとときをお届けしてみませんか? 
2025年11月3日より小田原シネマ館ギフトチケット販売開始! 
価格:10枚一組15,000円  一枚あたり1,500円 一般一枚2,000円のところ500円おトク! 有効期限:購入日から一年間  特製封筒つき!ご希望の数をご用意いたします。  小田原シネマ館窓口にて2025年11月3日から販売を開始いたします。 ※お支払いは現金のみとなっております。  10枚で、10通りの時間を。 贈る人も、贈られた人も、映画のある日常をお楽しみください。  招待券の諸注意 本券1枚につき1名様1回の上映のみ有効。 有効期限はチケット裏面に記載がございます。 ・譲渡・転売はご遠慮ください ・本券は「小田原シネマ館」のみご利用いただけます。 ・本券は現金とのお引替えはできません。 ・本券の盗難や紛失に対しては当社はその責を負いかねます。 ・有効期限を経過したものは無効とさせていただきます。 ・本券での座席のご予約は承っておりません。当日空いている座席へのご案内となります。 
小田原シネマ館
	小田原シネマレター
<富野由悠季監督生誕記念上映開催決定!> 
この度、小田原ふるさと大使 富野由悠季監督の生誕11月5日を記念いたしまして 10月31日(金)~11月6日(木)『伝説巨神イデオン 接触篇』 11月7日(金)~11月13日(木)『伝説巨神イデオン 発動篇』 上映が決定いたしました!!  皆様のご来館をお待ちしております!! 
<上映時間> 
『伝説巨神イデオン 接触篇』 10月31日(金)17:30~ 11月1日(土)18:10~ 11月2日(日)14:50~ 11月3日(月)15:00~ 11月4日(火)休館日 11月5日(水)17:30~ 11月6日(木)17:30~  『伝説巨神イデオン 発動篇』 11月7日(金)15:00~ 11月8日(土)15:00~ 11月9日(日)17:20~ 11月10日(月)17:20~ 11月11日(火)休館日 11月12日(水)15:10~ 11月13日(木)15:10~ 
<作品紹介> 
『伝説巨神イデオン 接触篇・発動篇』 
Ⓒサンライズ 
接触篇 富野由悠季監督が手がけたTVアニメーションの劇場版。宇宙を舞台に人類と異星人が対立し、イデの力を持つイデオンが戦争の渦中に巻き込まれる物語。未知なる力が覚醒する中、平和への道を模索しながら、戦いの火種が一層激化していく壮大な序章。  発動篇 富野由悠季監督が手がけたTVアニメーションの劇場版2部作の完結篇。戦いの果てに人類存亡を賭けた最後の戦いが描かれる。絶望的な戦争が繰り広げられる中、未知なる存在「イデ」が人類に迫る選択とは? 絶望と希望が交錯し、観る者に深い余韻を残す衝撃の結末が待つSFアニメの金字塔。  1982年/接触篇:84分 発動篇:99分 総監督:富野喜幸(現・富野由悠季) 
※ 各上映回は40席限定となります。 ※ チケットのお求めはオンライン(クレジットカードのみ)もしくは劇場窓口(現金のみ)にてお申し込みください。 ※予約開始は上映日の二週間前から随時更新を予定しています。 
     
<ご注意事項についての案内>  ・今後の上映作品によっては、個別に注意事項が異なる場合がありますので、予めご了承ください。 ・当劇場館内では、ご鑑賞の妨げになる音や光が出る物品等、お客様の視界を遮るようなグッズ、ペンライト等のお持ち込みはご遠慮ください。…
	『フィシスの波文』 
 
<トークイベント決定!> 
映画『フィシスの波文』 9月26日(金)~10月9日(木)にて上映決定! 9月28日(金)、10月3日(金)~10月9日(木)は即興音楽家フレッド・フリスによる4日間の楽曲メイキング映像『INPERFECTION』を併映。 ※火曜日は休館日のため上映はございません。 
そして 9月28日(日)12:35の回、10月5日(日)12:35の回にてトークイベントを開催いたします! 
 
<トークイベント概要> 
9月28日(日)12:35の回 登壇者 巻上公一さん(音楽家) [聞き手]河合早苗さん(企画・製作・プロデューサー) ・・フレッド・フリスの即興音楽を中心にお話いただきます! 
10月5日(日)12:35の回 登壇者 中津川浩章さん(美術家) [聞き手]河合早苗さん(企画・製作・プロデューサー) 
※登壇者は予告なしに変更になる場合がございます。ご了承ください。 
会場:小田原シネマ館劇場内 
料金:本編鑑賞料金 ※舞台挨拶の観覧は9月28日(日)12:35の回、10月5日(日)12:35の回上映終了後、それぞれの本編観覧者限定となります。 ※舞台挨拶の進行状況により、上映スケジュールが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください 
チケットは劇場窓口(現金のみ)、オンライン(クレジットカードのみ)で販売いたします。 チケットの販売は2週間前からを予定しています。 9月28日(日)回・・・9月15日(月)から販売開始予定 10月5日(日)回・・・9月22日(月)から販売開始予定 
皆様のご来場をお待ちしております! 
※チケットの完売次第、販売を終了いたします。 
 
 
<予告編> 
 
 
 
 
<作品概要> 
人はなぜ文様を描くのか? 京都に400年受け継がれる唐紙を起点に、文様にかたどられたフィシス(あるがままの自然)を辿る。 千田堅吉(唐長十一代目唐紙屋長右衛門)、千田郁子(唐長)、鶴岡真弓(芸術人類学者)、ピエール=アレクシィ・デュマ(エルメスアーティスティック・ディレクター)、戸村 浩(美術家)、 皆川明さん(デザイナー / mina perhonen 設立者)らが出演。 今年で創業400年を迎える、和紙に文様を手摺りする唐紙を継承してきた京都の工房「長」。その手仕事の現場から、本作は始まる。植物文、雲や星を表す天象文、渦巻きや波文などが刻まれた江戸時代の板木に、泥絵具や雲母を載せ、和紙に文様を写していく。その反復によって生み出される唐紙の、息をのむような美しさ。あるがままの自然のかたち、動き、リズム、色合い。茂木綾子監督のカメラは、古の人々の視線と重なるかのように、文様と、その源となった自然の様を丁寧に映し出していく。 
 
<クレジット> 
2023年/85分/日本/カラー・モノクロ/1.90:1/ステレオ 監督・撮影・編集/茂木綾子 出演/千田堅吉(唐長十一代目 唐紙屋長右衛門)、千田郁子(唐長) 鶴岡真弓(芸術人類学者) ピエール=アレクシィ・デュマ(エルメス…
	『ハッピー☆エンド』 
 
<トークイベント決定!> 
映画『ハッピー☆エンド』 9月13日(土)~9月25日(木)にて上映決定 ※火曜日は休館日のため上映はございません。 
そして 9月13日(土)12:30の回、9月15日(月)12:30の回にて舞台挨拶付き上映を開催いたします! 
 
<トークイベント概要> 
9月13日(土)12:30の回 登壇者 三好春樹さん(生活とリハビリ研究所 代表) オオタヴィン監督 
9月15日(月)12:30の回 登壇者 三枝美和子さん((一社)いつでもどうぞ 理事) 前川育さん(ピンクリボンぷらすODAWARA) [ファシリテーター]長谷川悦子さん(まほろばスタジオ) 
※登壇者は予告なしに変更になる場合がございます。ご了承ください。 
会場:小田原シネマ館劇場内 
料金:本編鑑賞料金 ※舞台挨拶の観覧は9月13日(土)12:30の回、9月15日(月)12:30の回上映終了後、それぞれの本編観覧者限定となります。 ※舞台挨拶の進行状況により、上映スケジュールが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください 
チケットは劇場窓口(現金のみ)、オンライン(クレジットカードのみ)で販売中です。 
皆様のご来場をお待ちしております! 
※チケットの完売次第、販売を終了いたします。 
 
 
<予告編> 
 
 
 
 
<作品概要> 
在宅緩和ケア医師の萬田緑平先生の診療所は、いつも笑い声が絶えません。 「在宅緩和ケア」それは身体と心の苦痛をやわらげ、自分らしい生活を送れる希望の医療です。 痛みのない日常生活を続けられる「在宅緩和ケアという新たな選択肢」は病院の面会が禁止されたコロナ禍を経て、さらに大きな注目を集めています。 
 
<クレジット> 
『ハッピー☆エンド』 製作:まほろばスタジオ 配給:新日本映画社 ©まほろばスタジオ 出演|萬田緑平(在宅緩和ケア医) 樹木希林 ナレーション|佐藤浩市 室井滋 エンディングテーマ|ウルフルズ「笑えればV」 監督|オオタヴィン 製作|まほろばスタジオ 配給|新日本映画社 2025|日本|85分|カラー|16:9|ステレオ| 公式サイト: https://www.happyend.movie/ 
 
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	『温泉シャーク』 
 
<舞台挨拶決定!> 
映画『温泉シャーク』 9月13日(土)~9月25日(木)にて上映決定! ※火曜日は休館日のため上映はございません。 
そして! 9月13日(土) 15:05の回にて舞台挨拶付き上映を開催いたします!! 
 
<舞台挨拶概要> 
登壇者 永田雅之プロデューサー 
※登壇者は予告なしに変更になる場合がございます。ご了承ください。 
会場:小田原シネマ館劇場内 
料金:本編鑑賞料金 ※舞台挨拶の観覧は9月13日(土)15:05の回上映終了後、本編観覧者限定となります。 ※舞台挨拶の進行状況により、上映スケジュールが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください 
チケットは劇場窓口(現金のみ)、オンライン(クレジットカードのみ)で販売中です。 チケットの販売開始時間:窓口8月31日(日)10:00~、オンライン8月31日(日)0:00~ 
皆様のご来場をお待ちしております! 
※チケットの完売次第、販売を終了いたします。 
 
 
<予告編> 
 
 
 
 
<作品概要> 
2024年 日本発サメ映画爆誕! SNSでバズりにバズって、クラウドファンディングで大盛りあがり! サメマシマシプランが話題となり、劇中に432匹のサメの登場が約束されている怪作 特撮と温泉とサメが融合して、この夏劇場を暑くすること間違いなし!!! SNSで話題をさらった怪作がついに全国劇場で公開。 2023年に実施したクラウドファンディングでは開始からわずが5時間で目標金額100万円を達成! 最終的には、1278人の支援者と1支援ごとにサメが増えるプランで432匹が登場決定。 全国自主怪獣映画選手権2連覇の鬼才・井上森人監督が特撮と温泉とサメの大群で日本から世界のサメ映画界に殴り込みをかける!  
 
 
<クレジット> 金子清文 / 藤村拓矢 中西裕胡 内藤正記 椎名すみや 安原寛之 奥野翼 長谷川愛美 野二紀人 川崎美海 藤井太一  瑚崎まい 日比茉鈴 武田一馬 宇佐美えり 蒼井小鳥 末永雄大 にーな 板倉光隆  はぎわら水雨子 詩野 宮脇優 阪口采香 こばやしあきこ 安保匠 大迫茂生 巻上公一 青柳尊哉 赤星昇一郎 / 高樹 澪  脚本・監督:井上森人 音楽:神馬 譲 テーマ曲:Storytellings「灼熱の戦歌」  撮影監督:井野口功一 監督補・特撮コーディネーター:島崎淳 特撮美術・造形プロデュース:三木悠輔 特撮スーパーバイザー・操演:中山亨 CG:ソザオール袴田真也  特殊音響効果:平沢進 整音:谷澤宗明 プロデューサー:辻谷朱美 企画・原案・製作:永田雅之…
	🎊祝・1万人ご来場!🎊 本日、小田原シネマ館はついにご来場者数1万人を達成いたしました! 
オープンからの積み重ねが、この節目につながったことに、スタッフ一同、感慨深い気持ちでいっぱいです。 記念すべき1万人目となったお客さまには、ささやかではありますが、花束とご招待券、そして記念のたてを贈らせていただきました💐 
映画館の前で記念撮影。左から小田原シネマ館館長鈴木伸幸、1万人目のご来場者様、小田原シネマ株式会社代表取締役社長古川達高、小田原シネマ館支配人蓑宮大介 
贈呈の瞬間は、私たちにとっても心あたたまるひとときに。 劇場に足を運んでくださる一人ひとりのお客さまがいてこその日々であることを、改めて実感しています。 
なお、当日の様子は、後日、神静民報、タウンニュースで紹介される予定ですので、そちらもぜひお楽しみに! 
これからも、映画の魅力を届けられる場所として、みなさんと一緒にこの劇場を育てていけたらと思っています。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします! 
主催:小田原シネマ館 運営協力:FM小田原株式会社 /  一般社団法人カフネ
	小田原から始まる “おいしい革命”――食べることが未来を育てる。 「食べることは、生きること」 そんなシンプルだけど力強い言葉を、今あらためて考えてみませんか?  5月10日(土) 小田原で映画『食べることは生きること~アリス・ウォータースのおいしい革命~』の上映と、食と教育について語るトークイベント、地元の旬を味わうコラボランチを楽しむ一日が開催されます。  自然とともにある暮らし。子どもたちが土に触れ、育てたものを自分で食べるという体験。 そんな“当たり前”が、私たちの未来を変えていくヒントになるかもしれません。  【日時】5月10日(土) 【場所】小田原シネマ館/ARUYO ODAWARA 【イベント内容】 10:00~小田原シネマ館にて 「オーガニックの母」「おいしい革命家」と呼ばれるアリス・ウォータース。世界中の料理人と教育者に影響を与える彼女が信じる「おいしい革命」とは? 映画上映『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』  11:30~ARUYO ODAWARにて 地域でつくり・食べ・支えるという循環は小田原でどのくらい実現できているのか? トークイベント 登壇者:小田原市長加藤憲一さん×堀口博子さん(エディブル・スクールヤード・ジャパン) ファシリテーター:深澤里奈子さん(ご縁の杜代表)  12:30~ARUYO ODAWARA内レストランPerteにて ローカルフード小田原の食を体験する 地元コラボランチ  地元の方はもちろん、食や教育、サステナブルな暮らしに興味がある方にも。 心と体を整える一日を過ごしにいらしてください。 ご予約は小田原シネマ館のHPから  ※定員がありますので、お早めにどうぞ! ※ランチ付参加券は先着25名 ※完売いたしました。 ※座席数僅かですがトークイベント付き鑑賞券、ご鑑賞のみの通常料金でのご案内は当日窓口にて承ります! オンライン予約や当日以外での窓口の購入はできませんのでご了承ください。 
映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』 
【作品紹介】 アメリカで初めて、地域の農家と食べ手を直接つなぐフランス料理店「シェ・パニーズ」のオーナー、アリス・ウォータース。レストランの在り方はのちに「地産地消」「ファーマーズ・マーケット」「ファーム・トゥ・テーブル」と発展し、アリスは世界中の料理人と教育者に影響を与え「オーガニックの母」「おいしい革命家」と呼ばれるようになった。 2023年、アリスの集大成となる著書『スローフード宣言~食べることは生きること』の出版1周年を記念して、著者来日ツアーが開催された。アリスが日本の各地を訪れ、学校給食を味わい、大地の守り手である生産者、料理人と触れ合っていく。  66分/日本/2024年/ドキュメンタリー ©2024 アリス映像プロジェクト / Ama No Kaze 
【トークイベント登壇者紹介】 加藤憲一 1964年、小田原生まれ。中学2年生までに両親を失うも、小田原高校、京都大学法学部を卒業。 経営戦略、教育、農業、林業、漁業、商業など、様々な現場に携わるかたわら、災害ボランティアや市民活動にも積極的に取り組む。 2008年小田原市長に初当選、以後3期12年を務め、2020年に退任。…
	映画『胴鳴り』の舞台挨拶が4月25日から5月1日まで連日開催されました! 
全日、楫野裕監督が登壇!日替わりで出演者の方々に登壇いただきました。 
古屋隆太さん(大森直秀 役) 4月25日~4月27日、4月30日 三谷菜々美さん(西沢光 役) 4月25日~4月27日 小原徳子さん(奥野沙月 役) 4月25日、4月27日、5月1日 吉田庸さん(早川翔 役) 4月27日 平川はる香さん(片桐雪乃 役) 4月27日 笹峯愛さん(西沢真由美 役) 4月30日 
今回は4月27日の舞台挨拶の模様をご紹介いたします! 全舞台挨拶の中でも一番ゲストの方の人数が多く、様々な角度から『胴鳴り』について語ってくださいました。是非本編を見てから一読ください! 読んだらもう一度観たくなること間違いなし。 
映画『胴鳴り』 
【ストーリー】 ある年の夏、新潟で生まれ育ち高校を卒業したばかりの西沢光は母・真由美に黙ってまだ会った事のない父に会う為に1人東京へやってくる。父・大森直秀は大ヒットテレビドラマの脚本家として脚光を浴びている。光はかつて恋人同士であった真由美と直秀の間にできた婚外子である。 突然訪ねてきた娘に戸惑う直秀だったが、娘の存在を知りながら関わろうとしなかった事に罪悪感を抱いていた。直秀は恋人・沙月とのドライブに光を連れていく。大磯の海岸で3人は束の間のときを過ごす… 数日後、新潟へ戻ったはずの光が再び直秀の目の前に現れる。母に会って欲しいという光。直秀は助手席に光を乗せて真由美の待つ新潟へ向かう—— 
画像左から平川はる香さん、吉田庸さん、古屋隆太さん、三谷菜々美さん、小原徳子さん、楫野裕監督 
司会は楫野監督が務め、お話は途切れることなく和気あいあいとした雰囲気で進みました。 
——古屋さんからざっくり思い入れに残っていることをお願いします。 
古屋さん 「沢山ありすぎて! 多分、質問していただければどんな質問でも、その時はこうでしたって面白いエピソードトークができるって自信があるくらい、撮影期間は楽しかったですし、キャスト・スタッフも素敵な人たちばかりで、いい思い出しかないですね。」 
平川さん 「ロードムービーがジャンルとして好きで、好きな映画のテイストでした。とにかく車がめっちゃくちゃカッコいい! この規模感(の映画)でリッチな風を感じるのがすごい興奮できて」 
——車について、(持ち主の)直秀はファミリーカーや軽ではないだろうと。とにかく目立つ、画的にカッコいい車。制作の光永さんが見つけて格安で借りられました。乗り心地はどうでした? 
古屋さん 「正直良くなかったです。ステアリングも重いし、クラッチの繋ぎもかなり難しかったですし……車内がオイルの臭いなのか排ガスなのか、けむくて。降りるとなんか全身けむいなと」 
——お二人(三谷さん、小原さん)は実際に古屋さんが運転する車に乗っていました。どうでした。ちょうどこの近く、134号線の海沿いを車で走ったシーンがありましたけど。 
小原さん 「私は好きでした。危うい感じ?(笑) 今の車は事故っても大丈夫だけどこの車はちょっとぶつかったら死ぬなみたいな。見た目重視の車の中身って感じで、それが無骨で。エアコンのかかりも悪かったじゃないですか。それも楽しくて」 
三谷さん 「(古屋さんの)運転がお上手で。ただ助手席に乗って光でいる。本当にただドライブを楽しんでいる感じでした。その期間も積み重ねて直秀といたので、すごい良い時間でした」 
——吉田さん、古屋さん、おふたりは演じてみてどうでしたか? 
古屋さん 「吉田庸さん。大好きな役者さんで安心感があって楽しかったです。『公園で遊具を味わってください』という演出指示にも軽やかに滑り台を逆から駆け上がったり」 
吉田さん 「あのとき緊張してましたね。あのシーンが撮影で一番最初のシーンで。古屋さんとは元々面識がありましたが、共演するのは初めてで。初めてが重なって。あれ(遊具を味わう)がいいウォーミングアップでした」 
——早川好きですね。飄々としているんだけど、交流もうまい。だけど何を考えているか分からない。心がないっていうか。(一同:笑) この作品の中で一番心が見えない人間ではありますよね。(吉田さんは)何を考えているか分からない役をやらせたらピカイチ。 
古屋さん 「平川さんとのシーンもすべてを預けられる安心感が半端なくて。大森直秀という作家のリアリティは、平川さんが支えてくださった」 
三谷さん 「エキストラの方が沢山いらっしゃる中で、しーんとしているインタビューになると想像していたら、平川さんの佇まいと『大森さんって』っていう最初の一言が始まった瞬間に場の空気が和やかになって自然と笑いが生まれていました」 
平川さん 「エキストラの方たちの反応が良くて、こちらとしても楽しく演じることができました」 
小原さん 「直秀をカッコつけさせるインタビュアーとしての手腕もすごかったです」 
——あの時の直秀のうさん臭さが絶妙で。ふたり(直秀と雪乃)のやりとりの中から直秀の、その場では誠実なんだけど、不誠実な部分が出ていました。 
——三谷さんの思い入れに残っていることはどうですか? 
三谷さん 「思い出といったら生しらす(☆)なんですけど……(笑) 雷が鳴っているなか、ひとりで暴れているシーンは何回か撮り直したりしていて。雷のタイミングが全部監督が指示していたり、雨も人工的にスタッフの方が降らせていて、素晴らしいコンディションが整っていた。シーンとしては激しめだけど、監督が(淡々と)『はい今雷』と指示していたのが印象に残ってます。全部計算されていてつくられているんだなーというギャップがあるシーンです」 ☆古屋さんが大磯で差し入れしてくれた生しらすがとても美味しかったという出来事。…
	映画『繕い合う・こと』の舞台挨拶が4月12日、13日と連日開催されました!  ゲストは両日ともに監督・脚本・主演・編集を務めた長屋和彰さん、プロデューサー・出演を務めた大沢真一郎さん、制作担当の白岡優さん。  今回は4月12日の舞台挨拶の模様をご紹介いたします! 
映画『繕い合う・こと』 
【ストーリー】 亡き父の跡を継ぎ[金継ぎ師]の道を選んだが、“ある”わだかまりを抱える兄【護】。 対して、これといった目標もなく、父の後を継いだ兄に対して焦りや羨望から苛立ちを覚えている弟【幹】 ある年の暮れ、例年通り大掃除をする為に護の住む実家へと帰省する幹。 幹は掃除の途中で父の遺品が無くなっていることに気が付く。その夜、護を問い質す幹、ぶつかり合う二人。 不器用な兄弟とその周りの人々が織りなす物語。 
画像左から白岡優さん、長屋和彰さん、大沢真一郎さん 
まず長屋さんから制作についてお話いただきました。  2022年の暮れに撮影された本作。破損した器を修復し金粉などで装飾をする伝統技法「金継ぎ」をモチーフにした兄弟関係の修復がテーマの映画。 今回ゲストで来ていただいた3名は皆さん俳優です。皆さんは2018年映画『カメラを止めるな!』の出演者。大沢さんは『カメラを止めるな!』ではプロデューサー役を務めていましたが、この作品で本当にプロデューサーになることに! 白岡さんは主に群馬(倉木宅)の撮影の手伝いをされたとのこと。 
——リモート演出の先駆け? 
群馬での撮影時、長屋さんがスマホを失くしてしまうトラブルがあったとのことで・・・ 
長屋さん 「今、リモートで監督が演出をするというやり方があるけれど、スマホを失くしたことで現場を離れなければならない事態になった。1日前に絵コンテを書いて『こういう感じで撮ってください!』とお願いして、それから撮ってもらったものを確認して『大丈夫です!』という形でリモート撮影をしてもらって。そういうことで大沢さんが監督したシーンがあります。」 
——英断 
本作は2025年1月に新宿K’s cinemaで封切り。小田原シネマ館は3館目の上映館です。 劇場で上映をする以前は数々の海外の映画祭に映画を応募していたとのこと。その結果が芳しくなかったため、日本の映画祭に向けて2023年に追加撮影が行われました。 
大沢さん 「元々120分の映画。最初は記者の役で、護に金継ぎのインタビューをするシーンがあって、それが夏の場面だったからそれだけ浮いているような状態だった。そのシーンをまるまるカット。それで1週間をぎゅっと煮詰めた作品になった。監督の英断でしたね。」 
長屋さん 「劇中でお母さんの話は出てこないけれど、当初は病院のシーンでしていたんです。ただ実際に生きててそううまいことそんな会話をするかな?と思って。お客さんがそれぞれ考えて補完してくれるだろうと信じてまるまる切って、兄弟や先輩の関係をより強く見せました。」 
——良い映画だなって 
ここで白岡さんから長屋さんにご質問が。 
白岡さん 「定点で引きの画の印象が強いけれど、元々こういう画が撮りたかったのか、それとも脚本を書いてからこういう画にしようと決めたんですか?」 
長屋さん 「両方ですね。自分が今まで観てきた映画で観ていて好きだったものがそういうものだったというのもありますし。家の中の画に関しては、亡くなった父親の視点として描きました。霊体で動いたりはせずにじっと見守ってる」 
大沢さん 「カメラの高さも父親の身長を意識していて。喧嘩するシーンが遠くで少し見下げる形になって少し違和感があるんです」 
白岡さん 「ここに来る前にもう一度観たんですけど、やっぱり良い映画だなって。身内を褒めるようですけど(笑)」 
撮影時のトラブルからシーンのこだわりまで語っていただき、あっという間にお時間になってしまいました。まだまだ話し足りていないところがあるそうですが・・・? 
長屋さん 「話し足りてないこともたくさんありますが、パンフレットに載っていますのでぜひ!1,000円で販売しています!」 
『繕い合う・こと』パンフレット 小田原シネマ館にて販売中!!! 長屋さん、弟・幹役黒住尚生さん、先輩・稲田勝也役菊池豪さんの鼎談の読み応えは鑑賞後の余韻にグッと沁みます。 
記念撮影の時間を設けていただき、舞台挨拶は無事終了いたしました。 
 
画像左から白岡優さん、長屋和彰さん、大沢真一郎さん。 
『繕い合う・こと』は4/24(木)まで上映中! ※火曜休館日 年末年始のお話ですが、4月の年度初めに観るにもぴったりな作品です。 映し出される静かに流れる時間と人々の交流を観ていると、自ずと家族のことや自分自身のことを見つめ直す大切な時間になりますよ。 
<クレジット> 企画・監督・脚本・編集:長屋和彰 プロデューサー:大沢真一郎 出演:長屋和彰、黒住尚生、菊池豪、山本由貴、ふくだみゆき、大沢真一郎、田村彰規、篠原篤、岡田雄樹(声の出演)、藤井圭(声の出演)、ジョルジョデコヤツ(声の出演)…
	2025年4月5日『みんな笑え』上映後舞台挨拶が開催されました! 
映画『みんな笑え』 
【ストーリー】 人気もない、人望もない、野心もない、恋人もずっといない、五十歳の最低な落語家、太紋(野辺富三)。ある日売れない若手漫才師・希子(辻凪子)と出会ったことで、太紋は自分の人生を見つめ直していく― 
画像左から鈴木太一監督、野辺富三さん 
ゲストには鈴木太一監督、主演野辺富三さんをお迎えし、進行はプロデューサーのワダシンスケさんが務めました。 
舞台挨拶の時間はたっぷりと40分! じっくりとお話を伺うことができた貴重な時間となりました。 
——してやったり 劇中ラストの衣装に身を包んだ野辺さんがお話を始めると、グッと気持ちが前のめりになります。 
野辺さん 「2月8日から上映が始まり三か月目に入って、こうして小田原の皆さんにも観ていただけることになってとても嬉しい。  舞台を数多くやってきたけれど、大勢に名前を知られているわけではないので、このポスターだけを観て「落語家のドキュメンタリー?」と思う人もいます。「本当の落語の人?」そう言ってもらうと、してやったりというか、この役をやった甲斐を感じます。  劇場でこうして主演・野辺富三と直接自分でアピールすることができて嬉しいです。」 
——生きてる実感 鈴木監督は各地の劇場で感想を直接書き込んでもらった熱いポスターを上半身に垂らしながらお話をしてくれました 
鈴木監督 「上映が始まってから、東京から大阪・名古屋と各地のミニシアターを回っていて、先週は『みんな笑え』舞台挨拶の予定がぽっかりとなかった。それで、え?何のために生きてるの?と思った。(客席一同・笑)だからこうしていると、生きてる実感が湧きます。  この映画は野辺さんともう一人のプロデューサー沖正人さんが20年来の中で、沖さんが野辺さんを主演で世に出したい!この得体の知れない男を!!ということでお声がけいただきました。」 
鈴木監督は小田原方面にくるとあることを思い出すとのこと。 
なんと、脚本を書くために、野辺富三がどんな人間なのか観察する箱根旅行が、鈴木監督、野辺さん、沖プロデューサーの三人で行われたお話をしていただきました・・! 
同日そしてほぼ同時刻に秋田県の映画館【御成座】で辻凪子さんが舞台挨拶を行っているお話に。(映画を観た人ならちょっとわくわくする状況じゃないですか?) 
——センスで引っ張ってもらった。 鈴木監督 「濱本希子役・辻凪子さんは元からお笑いが好きで詳しい、高校生の頃から落語をしていた経歴もあります。漫才師役の辻さんに関しては、漫才監修ができなかったけれど、センスで引っ張ってもらいました。もう一人の主役と言っていいです。」  野辺さん 「主人公・斎藤太紋は自分と太一さん(鈴木監督)を足して二で割った人物。ほとんど役作りはしなかった。ワーとかウーとかいう役だけれど、ほぼそのまんまの私。自分じゃないものになってウガー!としているわけではなかった。濱本陽子役・片岡礼子さんや辻さんにどんどんと、ずけずけと壁を取っ払ってもらって、自分はおどおどと助けられた。」 
野辺さんの言い草に、ワダさんが「一応、台本はありますからね!?」と客席にフォローを入れて笑いが起きます。 
片岡さんの演技のお話になります。片岡さんは自分が納得していないと台詞が出てこないという、役者の技術の中で熱い気持ちで役に向き合っている方とのこと。 
そこから話が繋がって、鈴木監督が周りの意見を全部聞きながら制作をするお話になりました。全意見を求めて、脚本は十何回も書き直したとのこと! 
——独りよがりにならないように 鈴木監督 「何度映画を作って、独りよがりにならないようにしても、どうしても『この目線が抜けていたな』と思うからこそです。」 
ここでお客さんから質問を募ることに。 
【メインとなる落語の演目として、『抜け雀』『大工調べ』をチョイスした理由】 
ワダプロデューサーを中心に回答いただきました。 
まずキャスティングが野辺さんの次に父・斎藤勘造役の渡辺哲さんの順で決まり、様々な演目を思案したところ、『大工調べ』啖呵を切るのが渡辺さんらしい!という話になったこと、そして『大工調べ』の名調子が言えなくなってしまうというショッキングさでチョイス。 そして『抜け雀』は父子の話、芸事の話として勘造と太紋にリンクしているからチョイスしたとのことでした。 
——野辺富三のドキュメンタリー 
落語の演目のお話から撮影が実際の浅草演芸ホールで行われた話に繋がります。 朝早くからお客さんが入るまでの二時間あるかないかのスケジュールで行われたとのこと。 撮り順としては、鈴木監督が考えた太紋の新作落語の撮影が一番初めで・・・ 
野辺さん 「浅草演芸ホールの高座に座ると、頭が真っ白になってしまう。俳優として脚本を頭に入れて言えるようにしているはずなのに。浅草演芸ホールができてから何十年と、名だたる師匠たちがやってきた高座で、独特の空気、緊張感、時間を消費していく焦りで何も言えなくなってしまった。そして最後の撮影がラストの『抜け雀』だった。太紋と同じような道、同じような心境を辿って役に向き合うことができました。」 
鈴木監督 
「そういう意味では野辺富三のドキュメンタリーと言えるかも?」 
ドキュメンタリーと勘違いされる話から始まって、ドキュメンタリーなのかも?という見事な着地でした。 
最後に写真撮影、そして恒例の「みんな」「笑え」コールアンドレスポンスで舞台挨拶は終了しました! 
画像左から鈴木監督、野辺さん 野辺さんはMW(みんな笑え)ポーズをしています。出す指を四本ずつにしちゃったお茶目な瞬間。 
終了後もご来場くださったお客様の話をひとりひとり伺ったり記念撮影をしたりと贅沢な時間になりました・・! 「この映画自体が、落語だね」お客さんの感想が直接聞けるのもまた貴重な時間です。…
	
	